雑誌故紙はとても使いにくい

2011.09.16

雑誌故紙は、新聞故紙などに比べてとても使いにくいので、おもに、段ボールやボール紙(見えない芯など)にリサイクルされています。「使いにくい」のは、CD−ROMや化粧品サンプルなど、リサイクルの大敵である「不純物」(紙の繊維以外のもの)がとても多いうえ、背表紙を糊でとじた雑誌が厄介者だからです。背糊は、雑誌をあっという間にとじられるので、生産する側にとっては便利なのですが、この酢酸ビニール系の糊に水と熱を加えると、ネバネバになり、繊維にからまって再生が難しくなるのです。さらに、写真や色のノリをよくするために表面をコーティングしてある紙は、この塗工原料を取り除かなくてはなりません。このような三重苦を乗りこえて、雑誌故紙から印刷用紙を作っている王子製紙春日井工場におじゃましました。ここで、3ヵ月に一度、約300tの『通販生活』用の紙を雑誌故紙から作っています。「雑誌故紙の原料は、塗工部分を取り除くため歩留まりが約65%と悪く、『通販生活』用の紙を300t作るために400tほどの雑誌故紙を使います」と、春日井工場のSさん。