二酸化炭素のもう一つの作用

2011.03.31

この二酸化炭素の「血管拡張作用」は、昔から薬理学の世界では常識であるという話もしました。しかし、二酸化炭素が新陳代謝を促進して美容に良い作用を引き起こすのは、この血管拡張作用だけではありません。もう一つ、二酸化炭素の「Bohr効果」というものが深く関係していると考えられているのです。細胞が血液から受け取った酸素を消費すると、二酸化炭素が出てきます。二酸化炭素が出るということは、その細胞が酸素を必要として消費していることも示しているわけです。そのせいかどうかわかりませんが、細胞で発生した二酸化炭素は再び血管の中に入り込むと、さらに血液中の酸素を細胞に供給するように促すのです。血液中の酸素は、ヘモグロビンという血液中の赤い色素細胞にくっついて運ばれてきますが、この結合をほどくのを二酸化炭素が促進しているのです。荷下ろしの手伝いのようなものです。このヘモグロビンから酸素を切り離して放出させるという二酸化炭素の作用が、「BOhr効果」と呼ばれるものです。
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