「いいところ」が顔を出してくる

2011.08.03

あれもこれもと欲張って、むやみにいろいろとほめる必要はありません。一ヵ所でいいのです。「ここがいいな」と感じたときに、その発見をそのままことばにしてください。勉強に直結したことでなくてもかまいません。この子は、「時間に正確だ」、「約束を守る」、「友達を大事にする」、「手先が器用だ」、「声が大きくて元気がある」となにげなく気づいたことなら何でもいいのです。何しろ、「声は力なり」とあります。よく言われることですが、「かわいい、かわいい」と言われて育つ子は、ますますかわいくなってきます。「野球が上手だ」とほめられた子は、どんどん上手になっていきます。そして自分に自信を持ちます。ひとつでも自信を持つようになった子は、一度もほめられたことのない子や、何にも自信の持てない子とはぜんぜん違ってきます。積極性が出て、他のことにもがんばれるようになるのです。だから、「いいところ」というのは、たとえ百のうちひとつしかなくても大丈夫です。ひとつほめられることで自信がつけば、それに引っ張られるようにして、次々に「いいところ」が顔を出してくるものです。