建設廃棄物以外にも一般になじみのないものでリサイクルされているものがある。たとえばインスタントーコーヒーをつくる工場からはコーヒー・カスが大量に発生する。これはもともと畑でとれたものだから、山間部にそのまま投棄してもよさそうなものだが、そういうわけにはいかない。そのまま投棄すればその場所が富栄養化し、生態系のバランスを崩してしまうからだ。そこでコーヒー・カスも産業廃棄物業者に引き取られることになる。これは容易に農業用肥料になりうる。スポンジ状であるため、中に空気が入りやすく効率よく発酵するからだ。ところがウーロン茶、緑茶、紅茶などは空気が入りにくいためコーヒー・カスほどかんたんに肥料にはできないと、さる産業廃棄物業者は語る。だが、これもまったくリサイクルされないわけではない。プラスチックと紙を細かく砕いて固めると固形燃料になるのである。これは石膏ボードを乾燥させるための燃料としてすでに実用化されている。