糖尿病と肥満には深いつながりがある

2011.07.21

肥満によって併発される生活習慣病の中でも、とくにこわいのは糖尿病です。とりわけコー型糖尿病」は、血糖値を下げる働きを持つインスリンというホルモンが効きにくくなる病気で、肥満になるとこの効きにくいインスリン抵抗性が生じて、糖尿病を発症することがあります。一九九八年三月、厚生省が発表した全国調査によれば、糖尿病と疑われる人の約八割が標準体重を越えていました。糖尿病になると、食べ物の総カロリーを制限し、バランスのとれた食事と運動療法を続けることになりますが、糖尿病を疑われる人のうち、治療を受けていない人は55%に達しました。また、糖尿病を強く疑われる人の約53%、可能性を否定できない人の約37%が、過去に肥満状態だったことが明らかとなり、糖尿病と肥満との間に因果関係があることがはっきりしてきました。この病気が進行すると人工透析が必要になったり、失明の危険があるなど、さまざまな合併症が深刻化するので気をつけましょう。